
幼稚園・保育園におけるノロウイルス予防と感染管理
2026.02.17
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施設を守る!入居者様を守る!インフルエンザを予防して、安心な冬を迎えましょう。
この資料は、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームの施設長・看護師の皆様向けに、インフルエンザ感染に関して、現場で役立つ情報をまとめています。
【医療政策学修士、中小企業診断士、社会医学系専門医】
医療法人寛正会 理事長 同水海道さくら病院 地域包括ケア部長
医療法人プラタナス松原アーバンクリニック 訪問診療医
株式会社メディヴァ コンサルティング事業部 マネージャー
湘南医療大学院 保健医療学研究科 医療・マネジメント領域 非常勤講師
厚労省事業「高齢者住まいにおける看護職員の医療対応のあり方研究会」委員 等
東京慈恵医大医学部卒業後、同大学病院勤務を経て、埼玉県の民間病院に勤務。同病院にて地域医療を中心に学んだのち、医療法人社団プラタナス松原アーバンクリニックおよび株式会社メディヴァに入社。
現在、臨床医およびコンサルタントとして医療機関・行政・企業などをクライアントに従事。また、医療法人寛正会 水海道さくら病院 理事長として予防を含めた地域に根差した医療を提供するコミュニティホスピタルを推進するため、活動している。
今年のインフルエンザシーズンは、A型(H1N1、H3N2)とB型の複数型混合流行が予測されます。特にH3N2型は、高齢者において重症化しやすい傾向があるため、注意が必要です。
インフルエンザワクチンは、感染を完全に防ぐものではありませんが、発症を抑え、重症化や合併症(肺炎など)を予防する効果が期待できます。


インフルエンザは、一般的な風邪と症状が似ることが多いですが、症状の進行が早く、重症化しやすい傾向があります。



また、高齢者のインフルエンザは、微熱程度の発熱など典型的な症状が出にくい場合があるため、いつもと違う変化の気付きが重要です。特に留意するポイントは以下となります。なお、一般的に症状が始まってから、3~4日が最も感染力が強いと言われています。




隔離判断は非常に難しく、施設に感染者がいない時は、特に感染を疑うことが難しくなります。
そのため、各都道府県のインフルエンザ感染の流行情報などを確認し、流行期であれば、症状がある入居者に対して、感染を疑いながらケアを実施し、抗原検査を連携先医療機関等に依頼しましょう。すでに感染者がいる場合は、主な症状等を参考に、検査を依頼しましょう。抗原検査は症状発現後12時間以降の実施が推奨されます。
感染予防にはスタンダードプリコーション
(標準予防策)*3の実施が基本となります。感染流行期は特に徹底しましょう。
飛沫感染が主な経路となり、くしゃみなどで感染が広がります。また接触での感染もあるため、手洗いだけでなく、ドアノブなどの消毒も重要となります。




個室隔離が難しい場合、以下の方法があります。
ベッドを2m以上(飛沫が届く距離の目安)あけ、パーテーションやカーテンで区切りしましょう。
複数の感染者をひとつの部屋に集約できる場合
感染者の部屋移動が可能な場合は、複数の感染者をひとつの部屋に同室化し、感染の拡大を
防ぎます
発症した後5日経過、かつ症状改善後2日を参考に解除を検討しましょう。
*1:厚生労働省 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」を参考に作成
*2:厚生労働省「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」を参考に作成
*3:スタンダード・プリコーション:「すべての患者の血液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物、創傷皮膚、粘膜等は、感染する危険性があるものとして取り扱わなければならない」という考え方およびそれに付随した感染予防行動